南米パラグアイに賃貸アパートを建てる8【ストライキ発生!?】
本日、建築会社と作業員との間で賃金を巡るトラブルが発生していたことを耳にした。今回は私のアパート建設プロジェクトで発生したパラグアイでの労働問題などを紹介していきます。
(左側の土留めを作る作業が開始↑)
賃金をめぐるストライキ発生
本日、差し入れを作業員に渡しに行くと、建築会社に対する不満を聞いた。
予想より高い土留め
前回からの写真を見てもお分かりだと思うが、後ろ側の土留めの高さが80cm近くになっている。前が30cmほどに対してかなりの差が発生した。
この原因としては、建築会社が全く測量せずに見積りを出したことにある。測量しなかったことになり、前と後の高さの違いに気が付かず今になって問題が判明。高くなることにより、石・セメントを使う量が予想より多くなり、それに伴い作業員の労働量(作業日数)が増加した。
過去の記事↓
賃金交渉
今、私の土地で働いている作業員は小さな土建屋のグループである。建築会社が土建屋数人に依頼して工事行っている。彼らの作業量が契約時より増加したことにより賃金アップを要求したが、建築会社がそれを拒否。
ストライキ開始
建築会社が賃上げを拒否したことにより、彼らはストライキを始める。4日間作業が一時中断(2019年1月28日~31日)。建築会社は他の土建屋を探したが見つからず、渋々賃上げを認めることになった。5日後、土留めの作業が再スタートする形となった。
パラグアイの最低賃金
彼らはいくらの給料で働いているのか。パラグアイの最低賃金は2112562PYG、日本円で約38000円(2019年2月2日現在)。この給料で炎天下(気温42度)の中で彼らは働いている。その上、皮膚ガンになるリスクがあるので長袖の服を着て働らなければならない。まさに地獄のような環境である。
現在の状況のまとめ
今、建築会社も土建屋グループも赤字で私のアパート建設を進めている状況です。建築会社は材料費・賃上げ分、土建屋は作業日数の増加でスケジュールの乱れがある。
これらは作業員からの情報で建築会社から聞いた情報ではないです。建築会社はこの問題を隠し続けている。これらの赤字で資金がなくなり、建築会社は土を足すことを私に強く勧めてきたと予想。この作業は、彼らにとってかなり利益率が高いと考えられる。(表面の20cm分を掘り起こし新しい土を足す作業)
今回の赤字分を補塡しようとしているのだろう。
(重機が通るための出入口↑)
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土留めをさらに高くするためにレンガを固定する予定だったが、レンガから石に変更された↓
YouTube
私が作っているパラグアイの動画です。良かったら見て下さい↓
【Sopa de pescado】Comiendo en el restaurant Bolsi, Asunción Paraguay アスンシオンで有名なレストランに行ってみた 2018.12
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