南米パラグアイに賃貸アパートを建てる9【予想外の展開】
土留めの作業も終わりに近づいています。本日、建築会社から電話があり、仕上げに必要なレンガを石に変更したいとの電話があった。なぜ、追加料金なしで、さらに高コストの石を使いたいのか。今回はこの疑問点について3つの仮説を立て考察してみます。
(最後になった左側の土留め↑)
予想外の展開
なぜレンガではなく石を使うのか。3つの仮説の前に当初の契約内容とパラグアイ式の土留めを紹介します。
仕上げのレンガ
現在、土留めの土台となる石の部分がほぼ完成している。この上にレンガを置いてさらに高くして完成の予定だった。レンガで高くする理由としては、今後(何年後かに)土地の前の道路が舗装させるので、その道路より20cm以上は高くしたいため。高くしないとゲリラ豪雨が降る南米では、あっと言う間に家が水浸しになる。
レンガから石に変更
パラグアイの土留めは、土台部(石)の上にレンガを固定し、レンガ分を高くして出来上がる。もちろん、私もパラグアイの一般的な慣習通りその内容で契約した。しかし、本日建築会社から石に変更したとの電話があった。レンガを使う理由はコストを抑える為である。なぜ追加料金なしで石に変更したのか。
(土留めの基礎となる石↑)
考えられる理由
現在、建築会社は赤字で土留めを作っている。この状況にも関わらず高コストの石を使うという。考えられる理由としては、
- 他の現場で余った石を利用するため
- ストライキを起こした現場の作業員へ嫌がらせ
- 次の受注を期待して契約以上の仕事をしている
私はこう予想している。
1(他の現場で余った石を利用するため)
これが1番の理由と考える。赤字の状態で作業を行っているため、レンガ購入費用を抑えようとしているのではないか。
2(ストライキを起こした現場の作業員へ嫌がらせ)
建築会社と作業員との契約は土留めとフェンスを完成させ契約満了となる。石に変更することにより、さらなる作業量の増加につながる。先週、彼らが起こしたストライキに対しての嫌がらせを行った可能性もある。
3(次の受注を期待して契約以上の仕事をしている)
私は今後、この土地に賃貸アパートを建設しようと考えている。このプロジェクトは大きなお金が動く。そのために良い仕事をして、次の受注を期待しているのではないだろうか。まさに”海老で鯛を釣る”。
現在の作業状況とまとめ
四方を囲む土留めの土台はほぼ完成している。しかし、仕上げ作業をレンガから石を使うことで、完成予定がさらに遅れる。だが、この変更により強度が増すことになる。これは私にとっては予想外な展開だった。明日、作業員に会い真相を聞く予定である。私たちが差し入れを毎回持っているので、作業員の人たちといろいろな情報交換を行っている。これは大変なメリットでパラグアイの建築事情、私のアパート建設の裏側、土木作業の知恵などを学ぶことができる。これらの情報を少しずつ公開していきます。
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