パラグアイが抱える国内問題1【困難な左折・少ない駐車場】
こんにちは!@pukupukuchです。
今回はパラグアイが抱える国内問題(左折・駐車場)についてです。首都アスンシオン市やセントラル県を車で運転すると、いろいろな問題点を目にします。私がパラグアイで生活してわかった、パラグアイが直面している国内問題を紹介していく。
左折が非常に困難なパラグアイの主要道路
私が考えるパラグアイの問題点を写真と図を交えて詳しく書いていく。
(左折しようとする大型車↑)
車で裏道から主要道路へ入り、左折したい時に大きな問題がある。アスンシオン市・セントラル県には十分な数の信号機がなく、左折するのは非常に困難になっている。
上の写真を参照して下さい。大型車が裏道から主要道路に入って左折しようとしているが、左方向へ進む車が多く道路の真ん中で待っている写真。その間、右方向へ進む道路を塞ぎ渋滞ができている。信号がない所で車が進路を妨害し、追突事故が起こる可能性がある。これは首都アスンシオン市だけではなく、セントラル県の主要道路でも見られる光景である。
(左折時、もし左方向へ進む車線が混雑していると、道路の中央で待たなけれならない↑)
政府が取り組んでいる対策は?
現在、アスンシオン市ではこのような問題を解決するために左折禁止に動いている。中央分離帯にある左折するためにある隙間(切れ目)を塞いでいる。
(裏道から無理矢理進入し左折する車↑)
駐車場が非常に少ないパラグアイ
アスンシオン市には駐車場がない病院・銀行・大学などが非常にたくさんある。そのため、市内の至る所で路上駐車が見られる。道路の両サイド(違法)に停めるので、道幅が狭くなり運転し辛い状況になっている。驚いたことに、民家の前にも平気で駐車される。
日本ならすぐに通報が入るだろうが、パラグアイでは一般的なので車の出入口以外はほとんど通報が入らない。
車の見張人
このような駐車場のない道路には必ずと言って車の見張人がいる。「車を見ててやるから金をくれ」と言われる。もちろん、ずっと見てる訳ではない。それぞれの場所には縄張りがあり、車の見張人としてお金を稼いでいる。
日本のヤクザのシノギと同じである。それぞれに島(縄張り)があり同業者同士で管理している。
パラグアイ警察は、このような車の見張人にお金を払うなと忠告していますが、不毛な争いを避ける為に仕方がなく払っているのが現状である。
(車を誘導している見張人↑)
なぜ駐車場が少ないのか?
パラグアイは近年、急速に経済発展し車の数が劇的に増えた。公共・商業施設が建て始められた当時は、これだけの車の増加を想像ができなかったのだろう。そのために駐車場問題を抱えることとなった。
解決策は?
駐車場のない商業施設などに対して罰則が課せられるようになったが、この問題のほとんどが放置されている。私の予想だが、市役所と建物のオーナーとの間に何かしらの裏金が動いてると思われる。
最後に
パラグアイでは日本人には想像ができない程の国内問題を抱えている。国は急速に経済発展したが、その発展に政府も国民も追いついていないように思える。これらの問題が解決されるためには、長い年月が必要になるだろう。負の遺産となって重くのし掛かっているのが現状である。
今回は『パラグアイが抱える国内問題1』とした。この他にも土地の不法占拠問題や路上での強制フロントガラス拭きなどの記事も書く予定でいる。
いかがだったでしょうか。パラグアイについて知りたいことや疑問などがありましたら、お気軽に私のTwitter・InstagramのDM、お問い合わせフォームへの問い合わせ、このブログにコメントして下さい。
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首都アスンシオン市、セントラル県ルケ市で動画を作りました。良かったら見て下さい↓
【Japonés conociendo Paraguay】Viajando por Asunción y Luque 2019.6
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